夏の作業場は大変気温が上がりますが、フォークリフトは40℃以上になることも。このページではフォークリフト用クーラーの選び方と、おすすめの製品を紹介します。
シートクーラーを検討するときは、まず初期費用とランニングコストの両面から総合的に考えることが大切です。高機能な製品は価格がやや高めに設定されている場合が多いものの、電力消費量が低かったり、耐久性に優れていたりするため、長期運用では結果的にコストパフォーマンスが高くなるケースがあります。
複数台のフォークリフトに同時導入するのであれば、まとめ買いによる割引が適用される場合もあるため、販売店やメーカーに事前相談しておくとよいでしょう。こうしたコスト面の比較を十分に行うことで、必要な性能を備えながらも予算に合ったシートクーラーを選びやすくなります。
フォークリフト用のシートクーラーには、シガーソケットから簡単に電源を取れるタイプや、バッテリー直結で配線処理が必要になるタイプなど、いくつかの仕様があります。自社のフォークリフトがどのような電源環境に対応しているかを確認し、スムーズに取り付けられるものを選ぶのがポイントです。
また、製品ごとにサイズや形状が異なるため、座席にしっかりフィットするかどうかも重要です。干渉が多いと座席の操作感に影響が出たり、オペレーターが座りにくくなったりする恐れがあるため、取付方法だけでなく、実際に座席とマッチするデザインかどうかも確かめてから購入するほうが安心できます。
フォークリフトが稼働する現場は、荷物の積み降ろしで塵やホコリが多かったり、屋外作業で急な雨に遭遇したりと、機器にとって過酷な環境になりがちです。そのため、シートクーラーを選ぶ際には防塵や防水性能の有無、使用素材の耐久性などをしっかりチェックしましょう。
製品によっては長期の保証が付帯していることもあるため、保証期間や故障率の評判を踏まえて選んでおくと、万一のトラブルの際にも安心です。現場の作業環境に合った、メンテナンスしやすいシートクーラーを導入することで、長く安定して快適さを保てるでしょう。
過酷な暑さや粉塵の多い現場でも、運転者の体感温度をしっかり下げる“水冷方式”のフォークリフト専用クーラーが登場!
独自の振動対策チラーと冷却シートを組み合わせた「COOLEX-Vシリーズ」は、エアフロー方式では実現しにくかった強力な冷却効果を可能にしています。
現在無料体験デモを実施しています。気になる方は是非、公式サイトでチェックしてみてください。
フォークリフト専用クーラー
「COOLEX-Vシリーズ」を
公式HPで見る
夏場の炎天下でフォークリフトによる搬入・搬出を行う際、ミストファンの「濡れすぎ」「走行時の風に弱い」という課題に悩んでいました。そこで導入したのが、車両から直接電源を取る直結方式のノンフロンタイプ「COOLEX-Vシリーズ」。
わずかな時間でシートが冷え始め、バッテリー車の稼働にもほとんど影響がありません。実際に使った作業者からは「冷たすぎるくらい効く」という声も出るほど高い冷却効果に大満足。約100台のフォークリフトを保有する工場全体で、さらなる導入拡大を検討しているそうです。
画像引用元・参照元:鎌倉製作所COOLEX公式HP
(https://coolex.jp/case/コマツ大阪工場-様/
もともと金型補修現場でウェアタイプのCOOLEXを活用。デモの段階で高温・粉塵環境でもしっかり冷却できることを確認し、暑熱対策講習会でも多数の部署担当者が体感しました。その結果、金型室、アルミ溶解室、加工品室から「これなら使いたい」という声が上がり、バッテリー駆動かつノンフロン方式の製品を採用しました。
導入後は「暑さに慣れている」と言っていた作業員さえ、座った瞬間に笑顔で喜ぶほど好評。今後は冬期にも活用できるよう、同じシートで冷暖対応が可能な製品の開発を要望しているとのことです。
参照元:鎌倉製作所COOLEX公式HP
(https://coolex.jp/case/株式会社神戸製鋼所-長府製造所-様/
屋外で大型重機を使い鉄源材料の解体を行う際、備え付けのエアコンだけでは夏場の暑さを十分に和らげられず、熱中症対策が課題となっていました。そこで、すでに天井クレーンに導入していたCOOLEXをヒントに、フォークリフト用クーラーを重機でも使えないかとデモを依頼。実際に試してみると作業者から「体感温度がしっかり下がる」という評価が得られ、ノンフロンタイプが正式採用されました。
重機に本体を取り付けたうえで、作業者はウェアを着用する方式を採用した結果、運転席と作業者の双方を同時に冷やせるようになり、大幅な暑さ軽減を実感。バッテリー2台を用いて連続稼働を確保しているものの、さらなる稼働時間の向上があれば充電の手間が軽減され、一層便利になるだろうと期待が寄せられています。
画像引用元・参照元:鎌倉製作所COOLEX公式HP
(https://coolex.jp/case/共英製鋼株式会社-名古屋事業所-様-2/
シートクーラーは、座席に取り付けることで運転中の快適性を高めるデバイスとして注目されています。中でも送風タイプの場合は、シート内部に内蔵されたファンが座面や背もたれから空気を送り出し、熱や湿気を効率よく排出します。冷却素材を使用したタイプでは、ジェルや特殊な生地が体温を吸収・分散させる仕組みになっており、高温環境下でも座席の温度上昇を抑えられるのが特徴です。
従来型のシートクッションはあくまでクッション性や姿勢のサポートが主な目的で、通気性や温度調節機能は限定的でした。一方、シートクーラーは“熱を逃がす”ことを前提に開発されているため、高温多湿な環境でも長時間快適に作業できます。高温期の倉庫や屋外作業では特に重宝される存在といえるでしょう。
フォークリフト専用のシートクーラーは、乗用車用など汎用タイプと比べると座席形状に合わせて作られているため、取り付けの際にフィット感が非常に良いという利点があります。工具をほとんど使わずに装着できるモデルも多く、運転席への干渉が少ないので、操作時の邪魔になりにくいのがメリットです。倉庫では搬入や出荷作業の合間に短時間で取り付けを済ませたいケースが多いため、この“手軽さ”は導入する上でも重要なポイントになります。
さらに、業務用の現場で使うことを想定して設計されているため、耐久性の高さや汚れに強い素材が採用されていることも大きな魅力。フォークリフトは荷物の積み降ろしなどで外気や粉塵にさらされる機会が多く、シート部分が汚れやすい傾向にありますが、防塵・防水の機能があれば簡単に汚れを拭き取れます。
シートクーラーのメンテナンス性が高ければ、常に清潔な状態を維持しながら快適性を保てるので、フォークリフトの長時間運転でも体への負担を減らし、安全で効率の良い作業をサポートできるでしょう。
座席を冷やして快適さを保つ「シートクーラー」の選び方や実際の導入事例を紹介しました。価格や取り付け方法、防塵・防水性能など、事前にチェックしておくことで、購入後のトラブルも減らせます。
水冷方式を採用した「COOLEX-Vシリーズ」は、粉塵が多い場所や振動が激しい現場でも安定した冷却効果が得られるので、「ミストファンや空調服ではイマイチだった」という方にもおすすめです。無料デモの情報もありますので、興味のある方はぜひ公式サイトをのぞいてみてください。
「大空間であっても個人を十分に冷却できる」という熱中症対策の新たなソリューションとして注目を集めているのがチラー水冷式身体冷却システム「COOLEX」。7~20℃の冷水をホース通して専用ウェア内に循環させ、酷暑現場であっても防護服を着ていても作業者個人をしっかり冷却します。同時に複数人を冷却できるシリーズ「COOLEX Multi」もラインナップ。当調査チームはこの「COOLEX」に注目し、商品の詳細や実際の導入事例について取材してみました。